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ゴルフ会員権の相場・変動について

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Answer.

ゴルフ会員権価格の仕組みは需給のバランスで形成[1]されます。

1.ゴルフ会員権の相場

1-1.流通市場

ゴルフ会員権の流通市場は、関東ゴルフ会員権取引業協同組合(約150社加盟)・関西ゴルフ会員権取引業協同組合(約50社加盟)で[2]コンピューターネットワークシステムで形成された市場があります。弊社は両方の組合に加盟し相場情報の提供や、情報を得ています。

1-2.ゴルフ会員権の相場変動

ゴルフ会員権の相場変動については、経済状態の先行きを予想することで、将来の会員権相場、つまりゴルフ会員権の価格の動きを予想しようとする「ファンダメンタルズ分析」と言う相場の分析方法があります。 ファンダメンタルズとは、経済活動の状況を示す基礎的な要因のことで「経済の基礎的条件」と言う風に訳されています。

最近のゴルフ会員権相場は、ファンダメンタルズの動きとは異なり、会員の高齢化の影響もあり、ゴルフ場固有の問題も加味して分析する必要があります。 若い世代に名義書換を促しアクティブメンバーを増やし、活性化を図り経営努力をしているゴルフ場は相場に対しプラス要因として評価される傾向が見受けられます。

1-2-1.季節的な変動

損益通算が廃止になる前は、節税対策で年末に売りが出やすく相場が下落するケースもありましたが、損益通算が廃止されてからはその傾向はなくなりました。

年会費の支払い時期(4月~3月締のゴルフ場が多いため3月~4月)に所有会員権の見直しがあり供給が増えたり、ゴルフシーズンに入る春先から「プレーをしたい」と購買意欲が高まり需要が増えていきます。

また、企業の人事異動により需要が増えたり・決算対策で供給が多くなったりし、季節で相場が変動する要因となることもあります。

1-2-2.地域による格差や変動

首都圏で立地のいいゴルフ場は、ここ数年安定した相場を保っております。一方、地方のゴルフ場はネット予約ができるゴルフ場が多く、年々需要が少なくなっております。サービスの見直しや入会者にメリットのある特権などで需要が増やす努力が必要と思われます。

リゾート地にあるゴルフ場や冬季クローズしているゴルフ場は、春先シーズンインしてから需要が増えていきます。

2.ゴルフ会員権相場を形成する要素

近年ゴルフ会員権の所有目的は、経済環境の急変に伴う金融商品対象としての需要ではなく、実需が主となります。名義書換料や入会預託金等諸費用・経営姿勢・立地条件・付帯施設・メンバー数などが相場を形成する基本要素となっており、クラブライフの充実度やサービス、エントリーのしやすさ、会員の質、コースメンテナンスといった細かな要素が加わり需給に反映される仕組みとなっています。
大手予約サイトからのネット予約の有無も見逃せないポイントとなります。

3.ゴルフ会員権相場の下落要因

1.ゴルフ場経営会社の破綻など著しく会員にとって不利益になった場合、大きく会員権価格は下落します。但し、経営会社が変わることで有利になる場合この限りではありません。

2.名義書換料や入会預託金・年会費などが上がる場合は、その値上がり率により相場は下落するケースが過去には多くみられています。

3.経済情勢の悪化・地政学的リスク。株価や不動産価格もそうですがゴルフ会員権価格にも反映されます。

4.長期会員募集による名義書換の停止。なかなか集まらない価格での募集により市場流通性をとざした場合、会員権の潜在的な供給が増え相場には悪影響となります。

5.ゴルフ人口の減少と共に会員権を購入する層が減少。

6.新たにビジターが大手予約サイトからのネット予約できるようになった。優先予約権のメリットが薄れます。

4.ゴルフ会員権相場の上昇要因

1.経済情勢の回復または好景気。ゴルフ会員権もゆとりある商品として需要が増えます。

2.アクセスの改善。近くに高速ICや新設駅などができゴルフ場へのアクセス(立地)が便利になった場合、相場にプラス要因として働きます。

3.コース改造や、会員募集を伴わない、クラブハウス改築など施設(ハード面)がリフレッシュされた場合、相場にプラス要因として働きます。

4.ゴルフ場の知名度アップ。トーナメント開催など、一般知名度の高くなった場合、人気がでて需要が増えます。

5.名義書換料や入会預託金などが下がる場合は、その値下がり率により相場が上がる要因となります。

6.メンバー優遇・会員本位の経営姿勢が相場を押し上げる要因となります。

7.入会条件の緩和。購入ニーズが増え需要を増やす要因となります。

脚注

[1]^ 会員権相場 需給のバランス

[2]^ コンピューターネットワークシステム