屋島カントリークラブ会員権ニュース

今年３月３１日付けで東京地裁から更生手続き開始の決定を受けたカトキチ高松開発（株）は、６月１６日に同地裁の許可を受けて、スポンサー契約を締結したと発表した。

契約したのは、（株）ナンノＨＤ（大阪府摂津市）及びその子会社の（株）チェリーゴルフマネジメント（住所同）。

管財人は、屋島ＣＣの経営を維持・継続するためスポンサーを選定し、スポンサーの下で事業を継続・継承させる方針。

会員の具体的権利関係の処遇については、最終的に更生計画案にて提案することになるが、スポンサー契約の中で、会員のプレー権を保障することを約束したと報告している。

管財人が更生計画案を提案することが出来る期間は１０月１８日までとなっている。

＝ゴルフ特信　提供＝

今年２月２３日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請したカトキチ高松開発（株）（が、３月３１日付けで、同地裁から更生手続開始の決定を受けた。

更生債権又は更生担保権の届けで期間は５月１９日まで、更生債権者等および株主が更生計画案を提出することができる期間は１０月４日まで、管財人が更生計画案を提出することができる期間は１０月１８日までとなっている。

＝ゴルフ特信　提供＝

加ト吉グループ（ＪＴの傘下）のカトキチ高松開発㈱は２月２３日、東京地裁に会社更生法の適用を申請。

負債は約預託金約３２億円。

冷凍食品大手で東証一部上場の（株）加ト吉（香川県観音寺）は４月１４日に上場廃止となり、同月１８日に完全子会社になる。

同社グループは、平成６年８月に（株）地産から湯原ＣＣ買収しゴルフ場経営に参入。

その後、屋島ＣＣ（香川県）、久米ＣＣ（１８ホール、岡山県）を買収して、系列ゴルフ場は３コースになっている。

一方で、ＪＴはグループゴルフ場はなく、加ト吉系列のゴルフ場に関する方針は明らかでない。

ただし、加ト吉の東京本社では、ゴルフ場事業についてはこれまで検討を加えたことがないとしているが、「今後、当社は本業回帰ということになるでしょう」と説明しているだけに、ゴルフ場経営からの撤退も考えられる。

＝ゴルフ特信　提供＝