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茂原カントリー倶楽部会員権ニュース

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2005/02/01 上場企業、子会社経営のゴルフ場を売却

上場企業が相次いで子会社で経営するゴルフ場の売却を決めた。関係する3コースとも会員には預託金全額を返還する。

三井物産(株)は、子会社の木下物産(株)を通じて経営していた会員制の那須国際カントリークラブ(27H、栃木県)を、平成17年3月1日付けで東急不動産(株)に売却する。

同ゴルフ場は、昭和37年にパブリック制でオープン。その後の平成3年春に会員制移行のための会員募集を開始し、5年4月から完全メンバー制となった。会員募集は2000万円他で行い、現在300名強の会員が在籍している。会員に対しては預託金全額を6カ月以内に一括返済する。

同ゴルフ場を買収する側の東急3月以降9Hを閉鎖し、18Hで営業を行う。当面はパブリックで営業する方針で、閉鎖Hの跡地は、同社が運営する会員制リゾートクラブ「東急ハーヴェストクラブ」の会員向けホテルや別荘地の用地として活用する計画だ。

また昭和53年開場の久米CC(18H、岡山県)を共同保有する三菱地所と三菱商事の2社は、ゴルフ場施設を平成16年12月1日に加ト吉グループへ売却する。同CCは、過去に三菱ギャラントーナメントを2回開催するなどコースの評判も高かった。

しかし、「入場者減による売上減等で事業の選択と集中で撤退することを決めた」(三菱地所広報部)という。会員数の減少も続いていた模様で、現会員約450名には預託金総額約20億円を全額返還する。ゴルフ場の譲渡代金は5億円弱とみられている。

一方、加ト吉(株)グループでは、平成16年10月18日にゴルフ場運営のためのカトキチリゾート(株)を設立し、11月1日から1名記名の正会員で1口55万円、法人無記名350万円の会員募集を開始した。久米CCの会員を優先して入会を受け付ける方針で、最終会員数は正会員で1500名、法人無記名で300口を予定している。

一部上場の東邦ガス(株)(名古屋市)は、子会社の東邦開発(株)が経営している一志ゴルフ倶楽部(18H、三重県)を来年3月末にミサワリゾート(株)へ営業譲渡する。

同GCは平成6年10月にオープン。平成12年2月に財務内容強化のために東邦ガスグループ100%出資への変更や資産管理会社との合併を行った。さらに来場者確保のため会員権の分割等(当時正会員数は549名=預託金はすべて2000万円で3分割等)を行うとともに、14年10月からはゴルフ場運営・業務をミサワリゾートに委託していたが、抜本的な解決には至らなかったという。

今回撤退が決まったことにより、東邦開発では会員約1000名に預託金全額を返還する。ただし、引き続きプレーを希望する会員はミサワリゾート側が入会金1口150万円(税別)でプレー会員権を発行する方針で、この継続会員には入会金を除く差額を返還する。

また、茂原カントリー倶楽部(千葉県)は、平成16年11月11日より名義書換を停止。同倶楽部は、三菱グループ33社が協力して建設した。会員は三菱系及びその関係先で占められている。それだけに倶楽部のまとまりは良いのだが、外部から見ると閉鎖的に映る。

実際、会員募集は対象を出資33社とその社員に限定、「三菱に関係ない人の入会は無理」と言われたこともあり、三菱グループのプライベートコースと言われていた。同倶楽部では倶楽部の資産を第三者へ譲渡する契約への基本合意に達したことから、会員への預託金を全額返還した上でゴルフ場事業から撤退する。

=ゴルフ特信=

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