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2020年東京五輪のゴルフ会場、再考を求める動き

ゴルフホットラインニュース
2014年11月7日(金)

著名なジャーナリスト、ゴルフ解説者、ゴルフ団体関係者などで設立した「日本ゴルフ改革会議」は、東京オリンピックでのゴルフ開催会場の見直しを求める提言書「改革アジェンダ001 2020年東京オリンピックにおけるゴルフ競技会場について」を10月29日に超党派ゴルフ議員連盟に、翌30日には日本ゴルフ協会に提出した。
同議会によると、日本ゴルフ改革会議が今年6月に発足以来、議論を重ねてきたテーマの1つで、霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県・36H)に内定した経緯と理由の透明化および、都民のゴルフ場である若洲ゴルフリンクスへの再検討を求めた内容になっている。
ゴルフの会場については、平成24年の五輪誘致活動の際は若洲ゴルフリンクス(東京都・18H)が候補となっていたが、同年4月開催の誘致委員会第1回会議において、①国際試合の実績のあるコース(7000ヤード超)、②36ホール以上保有のコース、③晴海から50キロ以内、または1時間以内に立地するコース、④1日1万5000人~2万人のギャラリーを安全に収容できるコース~との条件が示され、若洲ゴルフリンクスは①②④の条件を満たしていないことから、後に霞ヶ関ゴルフ倶楽部に変更となった。ただし委員会の詳細な議事録はなく、選定理由が不十分。霞ヶ関カントリー倶楽部は晴海から1時間では到着できず、開催の8月はプレーに支障をきたすほどの暑さに見舞われる。一方、若洲ゴルフリンクスは、東京都が所有し東京都に所在する「コンパクトなオリンピック」にふさわしい、ゴミを埋め立ててコースを作ったことでエコでアピールできる、コースを含め関連施設を作れば恒久的に都民やゴルフファンが利用できることは最大の利点だとして会場の再検討を求めた。
五輪会場の再考云々は枡添要一都知事の所信表明を受けて東京都が検討し、来年2月までに正式決定する段取り。

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