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奈良県のゴルフ場で、熱中症により男性作業員が死亡

2010年8月3日(火)
奈良県宇陀市室生区のゴルフ場で従業員が熱中症で死亡し、熱中症の警報を発令した県は、その詳細を発表した。
発表によると、男性従業員(52歳、奈良市在住)が7月23日午後1時30分から同ゴルフ場内のグリーンのカップを1人で移動作業していた。
服装は作業服上下、作業帽の上にヘルメットを着用し、午後に10番ホールから作業を行い、3時頃13番ホールで座り込んでいるところを同僚が声をかけ、「大丈夫」と返事するが、15分後同僚が確認したところ男性従業員は仰向けに倒れていたので119番通報した。
救急隊が到着し病院で搬送したものの7時26分に死亡が確認された。
救急隊到着時の従業員の体温は41.8度、脈拍139(頻脈)、意識はない状態でその後も意識は回復しなかったという。
同県では7月17日の梅雨明け後、全国的に猛暑日(35度以上)が続き、熱中症は屋外での活動や屋内でも温度、湿度が高い時は発症するケースがあるとして警報を発令し、こまめに水分を補給するなど注意を呼びかけている。
ちなみに23日の宇陀市の最高気温は33.3度だった。
環境省のサイトでは、日本体育協会の熱中症予防のための運動指針から、気温24度以上「注意」、28度以上「警戒」、31度以上「厳重警戒」、35度以上「運動は原則禁止」等と紹介している。
ゴルフ場のグリーン上は、気温30度でも直射日光で50度以上にもなり、夏場は適宜な水分補給や休息が必要で、なにより無理をしないのが大事だろう。
=ゴルフ特信 提供=